★★★☆☆ 評価が非常に難しい 2004-07-14 このソフトを手がけた剣野ゆきひろ(菅野ひろゆき)氏が この時代に排出したADVはどれも総じて評価が高く、 デザイア、EVEバーストエラー、YU-NOの3作品は特に代表作という意味合いで 剣野三部作と称されています。タイムパラドクスに事象の不可逆性という斬新な観点で構築された 「並列世界」がこの作品の世界観を唯一無二の孤高な存在たらしめています。 ちょっと難しい言い回しですが、Aの事象を回避するために その直前にもどり、A'という結果を導いたとしても、 Aという事象がなければ「過去に戻る」という行為が発生しないわけです。 一過性の時系列上の話ではない、という認識を持つことでこのゲームの 世界観がより広がってきます。 分岐がマッピングされているためどこで干渉すれば別の並列世界にいけるかが 一目でわかるようになっていますが、攻略本が無いとすすめるのは難しいですね。 はじめて少したつとわかるんですが、一番最初の分岐点で別の分岐にいけないんですよ。 あるアイテムがなくて。 そのアイテムは並列世界で約40時間(!)プレイしてようやく入手できました。 その後ようやく最初の分岐点で別な並列世界にいけるんですね。 「長かったー‥‥やっと終わりだ‥」と思ったら今度は異世界編に突入します。 この異世界編だけで10時間かかりました。鬼のようなボリュームです。 こういった「並列世界」という新しい概念のザッピングをはじめて打ち出したことで 多くのユーザーが魅了されたと思います。その点に関しては私も異論はありません。 同時に私自身は主人公の行動原理・考え方にかなりの違和感を覚え、 異世界編において強引とも言える事象の結び付け方に納得ができなかったのも事実です。 YU-NOの世界に没入できなかった、と言ったほうがいいかもしれません。 |