★★★★☆ 電脳の箱庭で、君はどう遊ぶ? 2003-03-08 他のレビュワーは「これはTRPGそのものだ」と評したが、 それは僕が考えてた「このゲームってどういうジャンルなんだろう?」に対する答えだった。製作者は押し着せのRPG、戦略・純愛シュミレーションに対するアンチテーゼとして、この作品を投じたのだと思う。 市場はどういう反応を示したかは、同人即売会に行けば分かると思う。 何千、何百冊という、一人では到底読みきれない本の中で誰が死ぬか、 そして誰と誰がくっつくかは十人十色、 その同人本の作者一人一人が遊んだ結果だからだ。 勝手ながら登場人物の名前を出させて頂くが、 例えば僕がプレイすると速水が主人公で芝村を恋人にし、 助け合いながら世界を救う・・・になったが、隣の誰かのプレイでは 主人公は滝川で芝村は討ち死に、速水が委員長となり、 滝川は速水の優秀な腹心として活躍した・・・だったり、 更に隣の誰かのプレイだと、速水、芝村、滝川が死に あまり優秀とはいえない整備兵・田辺が委員長になって八面六臂に奮闘していたり。 勿論これらは端的な「もしも」であって、このレビューを読んでる貴方がプレイしたら 私でさえ存在を忘れているようなキャラクターが 舞台の中央に立っているかもしれない。 もしくはそんな世界の遷移とは無関係に学園ラブコメが展開しているかもしれない。 あなたは世界を救うヒーローになってもいいし、 また部隊を皆殺しにする為に暗躍してもいい。 そんな「もしも」が存在する電脳の箱庭。実に個性的なゲーム。 これ以上は僕の表現力では書ききれない。 初版発売から数年後の現在、このゲームのアニメが放映されているようだ。 これを機に、更にこのゲームをプレイする人間が増える事を楽しみにしている。 |